今年も昨年同様鎌倉の名月院を訪れた。
タウンゼント・ハリスが領事館代わりに使った玉泉寺から港に向かう通りは、ペリーロードと名付けられ、観光客向けの商業施設や露天で賑わっている。
この辺り独特なデザインのしっくいの外壁を「なまこ壁」と呼ぶのだそうだ。下田やその一帯の独自の建築様式だが、今では数えるほどしか残っていない。この民家はその中でもっとも立派なもの。
勝手にアメリカしている街。
星条旗がはためく街路。
天城峠を越えると日の光が降り注いでいた。
伊豆スカイラインを通って下田に連れて行ってもらった。雨が上がり、雲の下に三島・沼津の市街と駿河湾が広がっていた。右端に晴れていれば富士山が望めるはずだが、これで文句を言ったら罰が当たる。雨から晴れに移る時間は美しい。
熱海の山中から尾根を隔てて望む朝の初島。すぐそばに浮いているように見えるが、10キロぐらいは離れているはずだ。
鼻ペチャの狛犬さん。
住宅街では伊勢エビ漁用の刺し網が至るところに干してある。